代表の中山です。

父の下で大工の修業を始めたのが19歳。

39までは大工として現場でたたいていましたので

なんだかんだで20年大工として現場にかかわっていたことになります。

恐らく皆さんは「大工さん」といったら皆同じ仕事をしていると思われるかもしれませんが

実は一緒のようで違う仕事内容だったりします。

良く迷う○○大工さんを住宅に係る範囲内でご説明していこうかなと思います。

●宮大工（神社仏閣など建設に携わる大工）

伝統工法といわれる高度な技術を持つ大工さん。

私も一度あこがれを持ち若かりし頃に手紙を出したこともあります。

結局は受け入れてもらえませんでした。笑

ちなみに「自称宮大工」とか自慢気に言う大工さんには注意が必要です。

宮大工と本人がいうから腕がいいとは限りません。

とんでもない仕事をする事例がありましたので。。

●常用大工

一日いくらの日当で働きます。大体1日2万円～3万円が相場

一人親方です。

雇用会社は一件ではなく、○○工務店★★工務店等、何社かとお付き合いがあり

人手が必要になると声がかかるので、その都度自分で選択して働きます。

父の会社を出て5年ほど私も修行。日給月給で働いておりました。

それぞれの会社の色々な仕事のやり方を覚えることが出来たり出会いも増えるの

で有意義な修行期間でしたが、私の場合ですが一定期間仕事がなくなったりする事がありました。

●請負大工

新築工事やリフォーム工事の木工事を〇〇円/坪で現場を請け負います。

主に大手ハウスメーカーや工務店などから仕事のオファーがあります。

大工さんは当然早く終わらせれば儲かるし、手こずればどんどん利益がなくなります。

ここでも1日2万～3万になるかならないかが一つの基準になるので

2万円を切ると大工さんはどんどん不機嫌に。。。。仲間の大工さんは下手すると1.4万くらいになる事もありました。

私も1棟請負いで仕事をしました。朝一番から夜中まで働き1日1.8万円くらいになりました。

施主との接点はまったくないので、私にとってやりがいは生まれませんでした。

金銭面では、ガソリン代や車両費。釘やビス、糊。道具弁当は自前なので正直いって全く良い仕事とは思えなかったですね。

作る事は楽しいのでそれだけがモチベーションでした。

体が動かなくなれば切り捨てに合う恐怖感も常に感じました。

結局大工さんはここで生きていくのは難しいと本気で思いました。

●社員大工（月給）　中山建設はここ

サラリーマン大工といいましょうか。

私にとっては新しい大工カテゴリーだと思います。

就業規則にのっとり社内ルールがあります。

基本給・残業手当て・有給・福利厚生・退職金制度

生活が安定するという事で気持ちにゆとりが出来る。安心して仕事に向き合うことが出来ると考えています。

社員として教育プログラムが作れるのもいい。

言葉遣いや身だしなみ。コミュニケーション能力を高めるなど教育をする場を作ることが出来る。

家を作るまえに人を作る。

そんな心のある大工さんに家を作てもらいたいと自分は考えています。

※大工塾

完成後ミーティング

 

 

 

あとがき・・・・・

圧倒的な職人不足が起きています。

職人不足というこの世の中。大工さんにになりたいと思った若者が不安定な職種だからやだとは言わせたくない！

職人としての誇りを持てるように、可能性をとことん追求していく。

そんな気持ちで大工・職人とともに会社を運営しております。