緑景の家
もともとはリフォームを考えられていたそうですが、二世帯にすることが難しかったことから建て替えを検討されはじめたというAさん。お母さまの職場でのつながりから中山建設とのご縁が生まれ、新築での家づくりがスタートしました。
難しい土地の最適解を求めて。
Aさんの敷地は、崖地であり、市街化調整区域の風致地区。建築をするには厳しい条件のところです。そこに二世帯住宅を建てるという難題をどうまとめるか、設計の手腕が問われるプロジェクトになりました。
ほどよい距離感でゆるやかにつながる住まいに。
「完全分離や上下で分けるなど、5パターンほど考えて検討していきました。最終的には二階でつながるプランになりましたが、あえて共有スペースはもたず、独立した関係でゆるやかにつながる二世帯としました」と中山さん。
「私が出した要望は、リビングに階段が欲しいというところと、二階のお風呂からの洗濯や物干しの動線くらいでしょうか、要望通りにできあがってすごく満足しています」とAさん。「母の住まいが手前にあるのですが、そこを通って家に入るというゾーニングがとてもいいと思っています」とAさんが仰るように、適度な距離感とプライベートを確保しながらも互いの気配は感じられる、二世帯の理想的なプランになっています。「夏は風が抜け、冬は樹脂サッシや断熱のおかげでエアコンひとつで一度暖まれば熱が逃げない感じがします」と住み心地にも満足されているご様子です。
中山建設が叶えた納得の住まいづくり。
「ここをこうして欲しかったというところがないんです。リフォームではこうはならなかったと思います。崖地であることや資金計画の面でここに新しい家を建てられるのか最初はとても心配したのですが、そこを中山さんが粘り強く頑張ってくれて、本当に満足のいく住まいになりました」。生まれ育った場所で暮らし続けるという願いをなんとしてもかなえてあげたいという中山さんの思いがなければ、この家は完成しなかったことでしょう。掛かる手間を考えたら誰もが二の足を踏みそうな依頼も、クライアントの気持ちに寄り添ってカタチにする中山建設の心意気が感じられた今回の取材でした。
〈 住まい手 〉
A様
所在市:横浜市/家族構成:ご夫婦+ご祖父母+お子様2人/お引き渡し:2015年12月