家づくり工房kitote 中山建設  

窓の重要性を体感してきました!

窓の重要性を体感してきました!

現場監督の山田です。

先日1/11(土)に行われた【YKKAP体感ショールーム見学会】に参加させていただきお客様と一緒に窓の重要性について体感してきました。

この見学会はYKKAP体感ショールームで会場を貸し切らせていただき、通常は建築・設計関係者向けのみに公開されているもので、一般のお客さまはご覧いただけないショールームです。

今回は一般のお客様向けに体験会を開催させていただきました。

こちらのショールームでは、“窓”の断熱性・遮熱性・防露性・通風性・遮音性・防犯性・使いやすさなどを、実験装置と実物展示から、『感じる』・『みる』・『学ぶ』ことができました!

《遮熱性》《断熱性》《遮音性》について体験してきましたので簡単にブログにまとめてみましたので是非読んでいただければと思います!!

《遮熱性》

到着してまず驚いたことが、比較する商品の種類が圧倒的に多いこと!

こちらは窓のガラスとフレームの組み合わせでどれだけ遮熱性能が上がるかを手をかざして体験できるコーナーです。

20年以上前の一般的な断熱仕様の<アルミサッシ・単板ガラス>から<樹脂窓・Low-Eトリプルガラス(アルゴンガス入り)>まで、なんと12段階までの種類を比較体験できました。

わたしの実家が<アルミサッシ・単板ガラス>だったのでどんなものかと触ってみたのですが、かなり熱かったです…

その隣の<アルミサッシ・一般複層ガラス>との違いはガラス面の表面温度で約3℃の差があり、これだけでも室内温度への影響はかなり変わりそうだなと感じました。

《断熱性》

続いては実際に冷蔵庫の中に部屋を5つ作って、窓の性能でどんな違いがでるか体験ルームも入ることができました。

こちらの体験ルームでは外気は冬場の設定で、エアコンが22℃の自動運転を行っており、窓の違いでどれだけ寒さが違うか?を身体で体験しました。

最初の<アルミサッシ・単板ガラス>を使用した部屋(等級2)に入った瞬間、皆さん寒い…と口をそろえてました。

次に<樹脂窓・Low-E複層(アルゴンガス入り)>の部屋(等級6)では、「安心する暖かさ」という声が上がりました。確かに窓際の近くでもLow-E複層ガラスのおかげで外気からは中空層を挟み、更に※アルゴンガスが入っている事で断熱性能が向上しております。※アルゴンガスとは、熱伝導率が低いので、Low-E複層ガラスに適用すると断熱性能が高まり効果的になります。

細かい所では、複層ガラスの中空層部分のスペーサーにアルミが一般的に使用されていますが、実は樹脂スペーサーもございます。ご存じかと思いますが、樹脂も熱伝導率が低いので更に窓からの断熱性能が向上します。

YKKAPさんの商品を選んだお客様には、<樹脂窓・Low-E複層(アルゴンガス入り)・樹脂スペーサー>の性能でご提案を標準としております。

またリフォーム向けの体感コーナーもあり、既存サッシを取り換えるカバー工法と、既存サッシはそのままで内窓を追加するものとどのような違いがあるかも体験してきました。

個人的な体感としてはほぼほぼかわらなかったのですが、施工性や金額面など相対的に考えると内窓を追加する方が費用対効果が高いと感じました。

実際にマンションリノベ物件で弊社がご提案する際は内窓が多く、造作の枠などを入れる事でうまくなじませるような処理を施すように意識をしています!

《遮音性》

ここが一番写真などでお伝え出来ないのですが、ガラスの種類や窓の開閉の種類によっても遮音性が全く違いました。

遮音性については個人的にはまったく気にしたことがなかったのですが、住まわれている地域によって大通り沿いや踏切の近くに住まわれている方など、外部環境の環境音を気にされる方には注目ポイントだと思いました。

窓の種類が全く同じだとしても、引違い窓と縦すべり・横すべり窓での遮音率はかなり違う物でした。

引違い窓については、手前と置くの窓が交差しなければならいのである程度のクリアランスが必要なため、遮音性は低いものでした。

一方縦すべり・横すべり窓は、4方パッキンがあることと、窓を閉める際に窓全体が室内側に寄ることで遮音性が高くなっております。

さらには、戸建てリノベやマンションリノベでも、サッシの交換等で内窓をご提案させていただいておりますが、既存サッシと内窓の2重になるので一番遮音性が高い印象を受けました!

最後に…

中山からも「住環境を整える」ということで、豊かな暮らしを作るために住環境を整えることについてお話しさせていただきました。

今回の見学会を終えてわかったこととしては、安心して暮らしていくためには『高断熱住宅』が必須になってくると思います。

住まいの悩みランキングでも、①部屋が暑い②お風呂が寒い③結露となっており、統計的にも断熱にフォーカスしていることがうかがえました。夏場の熱流入は窓から74%入ってきており、冬場の熱流出は窓から52%も出て行ってしまっていることもあり、今回の見学会で住まいにおける窓の重要性が大変よくわかりました。

今回の見学会で体験したことは、暮らしの心地よさや豊かさを感じるポイントはお客様の数だけあると思いますが、間取りやプランの他にもあることに気付きました。

個人的な感想ではございますが、私たち作り手にとっても、家づくりを多角的に捉え、より多くの引き出しを持ち合わせることで、お客さまの希望とする家づくり・暮らし方をご提案ができるのかなと感じました!

またこのような見学会やセミナーなど参加して住まいについての引き出しを増やしていきたいと感じました!

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