旅立ち
家具屋の五味です。
しばらく期間が空いたので何から話せばいいか迷います。
まずはいつもブログを見てくださっている皆さまにご報告しなければならないことがあります。
5月18日に看板娘のチャボの楓(カエデ)がお空に旅立ちました。
私自身もお世話をしていてすごく可愛がっていたのでとても悲しいです。
皆さまには今まで楓を可愛がってくださって頂きありがとうございました。
妹チャボの花梨(カリン)はすごく元気にしていますので見かけたら可愛がってあげてください。
これからも応援よろしくお願い致します。
そして、お仕事の方はと言えば
5月に納品した家具をご紹介します。
壁の凹凸を利用してデスクと本棚を製作しました。
デスクの天板はタモ集成材を使いました。
凹凸の採寸をしっかりしてあったので工場で加工をして現場では差し込むだけで上手く取付ができました。
デスクの上には可動式の棚板を壁の凹凸に合わせて配置しました。
可動式の為、棚受けレールを壁に取り付けます。
今回は壁の下地がしっかりしていたのでレールを直接壁に取り付けることができました。
こういう一見シンプルなお仕事は採寸と段取りがキチンとしていないと上手くいきません。
私は大工ではなく家具屋なので現場で切ったり削ったりを主には考えず
基本的には出来あがった物を取り付けるというスタンスです。
それでも現場での加工も出来るように複数パターンの加工や道具の想定はして現場に臨んでいます。
お客様にも大変喜んで頂き、「想像以上です」とのお言葉を頂戴しました。
こちらこそありがとうございました。
そして何といっても5月は工房も新工場に旅立ちました。
今までは横浜市都筑区にあった工房ですが、
新たに旭区に移転いたしました。
以前から複数回にわたってブログでお伝えしていますが、
あの「クラフトマンの家」です。
既に3月から2Fにカフェをオープンさせていますが、1Fには工房が入りました。
工場の機械も都筑区から移動したものや新たに入れたものもあります。
引越しするにあたり
機械の配置や人の動線、道具の置き場など様々な事を考えなければなりませんでした。
工房移転という体験はなかなか出来ることではありませんが
新しい場所で今まで以上に良い物を作って行くために皆で熟考し、より良い工房にしていきたいと思います。
新工房については次回以降でまた紹介していきます。