建具の製作
今週は新築に納める建具を九枚製作しました。
今回はラワン突き板のフラッシュ構造の建具です。
フラッシュ構造とは、芯材を枠で組み両面を化粧合板で覆う構造を言います。
ベタ芯構造や無垢の框組みなどと比べて狂いが少なく、格段に軽いのが特徴です。
芯材はLVL材を使用します。LVL材はフラッシュ芯材や建築の梁などにも広く使用される積層材です。
エアータッカーで芯材の枠組みをします。
プレスを使いラワン合板を両面に接着し覆います。
パネルソーにて長さと幅を決めます。
上吊り金具や戸車、手掛溝などの必要な加工を施します。
今回は大手貼りはしないでLVLを見せる使い方です。
手に触れる手掛溝や角のエッジを丁寧にペーパーで丸くします。
ラワン材の木目は選ぶことができませんが、比較的いい材料だとおもいます。完成です。