マホガニーの上がり框
今週は玄関の上がり框を製作しました。
上がり框とは玄関の一段上がり際にある横に走った材のことです。
今回は曲線を描く為、難易度は高めです。
使った材料は高級材のマホガニーです。
一枚あたり数万円の高級材なので、普段より多めの手汗と緊張感が漂います。
先ずは原寸図を起こしてカットする大きさとRの曲率を割り出します。
原寸図で全てが決まってしまうので慎重に図面を起こします。
次に自動鉋で製材をし、幅と厚みを揃えます。
マホガニーの持つ独特の木目が出てきました。
曲線部分を作るため一定の角度に長さを決めて短く張り合わせます
原寸を型にしてRの基準面をトリマーで削りだします。
トリマーではここまでが限界でした。
この先はグラインダーとユニバーサルサンダーで出っ張り部分をならし、仕上げをしていきます。
難しい工程でしたが、上手くいったと思います。
残りは直線部分を貼り付けて仕上がりです。
工場で組み立てたのでできあがりはかなり大きいです。このまま搬入します。