道具としての家具
建具の製作が終わって今週は久しぶりに家具製作をしております。
先ずはこちら、マホガニーのプリンター台です。
事務所に置くような大きな複合機用に製作しました。
組み方は留め(45°)で組んでいるのでとてもすっきりして見えます。
留め加工は手間がかかり精度も要求されますが、その分見栄えやグレードが上がります。
台ごと動かせるようにとキャスターも仕込みました。
プリンターの重量を考慮して部材の厚みや補強の入れ方も考えてあります。
もうひとつご紹介します。
これはリピートのお仕事です。引出しの滑りがとても良いと言って頂いて再度ご注文を頂きました。
作った商品を評価してくだり、再びご注文を頂けたのは職人としては嬉しい限りです。
スライドレールを使用していますが、引出しの寸法を±2mm誤ると意外にも滑りが悪くなったりしますので注意が必要です。
家具は道具である限りは使いやすくなければなりません。
その為ならば目に見えない部分であっても労力を惜しみません。
以上です。
五味