家具金物について
今回は家具に使う金物はどんなものを使っているかという内容です。
家具に使う金物は大まかに言えば2種類あります。
1つ目は扉の開閉に使う丁番、ステー、キャッチ、引き手金具、引き出しをスムーズに引き出す為のスライドレール、棚板を支える棚受け金具など家具の機構を支える金物です。
2つ目は家具の形状を維持する金物で、部材同士を保持するジョイント金具などがあります。こちらは形になると見えなくなってしまうのですが強度や汎用性が重要な要素です。
上記いずれの金物もメーカー各社が力を入れており毎年ラインナップが増えて行く中で、新しい金具は痒いところに手が届く作りになっていたり施工のしやすさがコストに直結し作り手にも選んでもらえるように考えられています。昔からある定番の金具は施工面倒な面はあったりとかありますが、そこにしかない良さがあったりします
代表的な金物の商社はスガツネ工業(LAMP)、ハーフェレ、ブルム、ベスト、、、etc 。
金物の商社は何十社もあるので紹介するとキリがないので割愛しますが、金物もグローバル化していて日本製だけでなく海外製であることがほとんどです。そして各社カタログも日本語でしっかり作られているので様々な金物を選ぶ事ができます。
扉の開閉に使っている丁番や引き出しのスライドレールなど通常使う金物は決まっていますので、完成見学会などで是非確認して見ていただけたらと思います。いずれの金物も使用感や強度、コスト面で厳選して選んでいます。また特殊な機構やご要望など有ればその都度オーダーさせて頂いております。
私も職人歴が長くなってきているので金具に関する理解度や経験値が上がってきていて各金具のメリットデメリットを常に見極めています。